「三点固定」という勉強法が受験生に与えるメリット・デメリット

最近、「三点固定」という言葉を
ある読者の方から聞いて
始めて聞きました。

まあ中身としては
たぶん僕自身もたまに
言ってることですし、

そんな新しい考え方でもないのですが、
学校の先生たちの中では流行ってたり
するようです。

三点固定というのは、早い話が

・起きる時間
・勉強スタートの時間
・寝る時間

これを固定して
毎日修行僧のように生きましょう
ってことです。

修行僧というのはオーバーかも
しれませんが。笑

 

 

僕は、学校の先生が言っている
からといって三点固定が
必ずしもダメだとは思ってません。

第一、僕だって
「Develop and Boost your Learning」で
似たようなことは言ってますし。

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寝る時間起きる時間を一定にする
というのは人間の体の仕組み的に
それが一番自然なことですし、

勉強開始の時間を同じにする
というのは

勉強するときに精神的なハードルが
低くなるのでいいことなんです。

日によって勉強する内容や
開始する時間がバラバラだと
やっぱり疲れるんです。それだけで。

だから、三点固定に関しては
それなりに意味はあるんです。

それどころか、三点固定がないと
ガッツリテスト勉強するときや
長期間受験勉強するのは

とても精神的に
苦しくなってしまうんです。

だから、三点固定は
勉強する人にとって不可欠な
もの、

勉強すること自体が苦痛な人にとって
は一種の希望みたいなものなんです。

 

ただ、ですよ。

割とやりがちな間違いというのも
あるので注意してほしいんです。

それを間違えると、
あなたの勉強を効率的にしてくれる
はずの三点固定が

あなたの心も体も
どんどん疲れさせていって

逆に部活も勉強も
それ以外の学校生活もうまくいかない
という事態を引き起こすのです。

それが、「背伸びする」
ということなんです。

 

例えば、

「自分は睡眠時間が7時間ないと
無理で…」

という人が、

・朝5時に起床
・朝5時半から勉強スタート!!!!
(部活の朝練の前)
・夜も12時まで勉強してから寝る!

なんて感じで
三点固定をしたらどうでしょうか。

たぶん、1か月も持たずに
パンクすると思うんです。

下手したら、寝たらやばい
(ついていけなくなる)授業でまで
寝てしまうことになるし、

勉強中の集中力も落ちて
むしろ三点固定する前より
成績が下がることってあるんです。

だから、最初に三点固定するときは
次の二つだけは守ってほしいんです。

・睡眠時間は減らさない
・勉強時間は今より1時間以上
伸ばそうとしない

人間、いきなり一気に
全てを変えようとすると
どこかで無理が来るんです。

僕もこの夏休みに
大学の研究とかで色々と忙しくて
睡眠時間を2時間くらい削ったら

本当にそれから2か月くらい
頭の回転速度が落ちたなっていう
感覚だったんです。

この記事を書くのも
2倍くらい時間がかかるようになりましたし。

生産性ががくんと落ちたんです。

いや~本当に
睡眠だけはとらなくちゃって
思いましたよ笑

 

僕が前に塾で教えていた子も、
同じような悩みを抱えていました。

最初に僕が彼女と話したときに、

JK「先生、最近勉強時間を伸ばしたのに
成績が上がらなくて…」

僕「どんな感じで伸ばしたの?」

JK「寝るのを一時間遅くして
24時まで勉強するようにしたんです!」

僕「なるほど…集中してできてた?」

JK「う~ん、、、正直そんなに
集中できなかったし、学校の
重要な授業でも寝てたし…」

僕「それじゃあ本末転倒だよね~
他の方法を考えよっか」

JK「朝やるとか?」

僕「う~ん、、、でも
朝練あるんでしょ?
それで睡眠時間足りる?」

JK「ちょっと辛いかも…」

僕「そうじゃなくて、勉強の中身とか
やり方自体を変えていった方がいいかな。
例えば…」

(ここからは本題ではないので
省略します。)

こういう相談って多いんですよ。

だから、まず時間を増やす前に
やり方を変えていく方が
賢明なんです。

 

もちろん、部活とか
それ以外のことを
やる必要がなくなって、

その分のエネルギーを勉強に
全投入できるのなら例外ですが。

ただ、今の自分のキャパ以上の
エネルギーをいきなり勉強に充てようと
するのはNG。

それを踏まえたうえで、
是非「三点固定」を今日から
実践してみると、

少しずつ効果が
出始めてくるはずです!

そして、さらに勉強に集中して
効率よく勉強する方法はこちら。

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