入試直前期に偏差値が急上昇するカラクリ

この時期くらいになると、
僕の高校の先生たちが

「うちの高校の生徒は大丈夫!
受験本番直前になったら
成績が急上昇して受かるから!」

と、一見根拠のなさそうな
ことを言っていたことを思い出します。

 

 

実際、僕がどうだったか
といわれると、

偏差値の伸びは別に
直前だろうがそうでなかろうが
結構あったかなって程度。

別に直前だったから
伸びたってわけではありませんでした。

これと同じことが、
僕の塾の生徒にも起きてたんです。

僕の担当の生徒は
直前期にというよりは
それよりもっと前にでしたけど、

他の先生が見てた子とかは
12月、1月あたりに
急に伸びたりしたんです。

だから、最後に受けたマーク模試から
200点UPした子とかも
ざらにいました。

 

でももちろん、謎の急上昇が
起きなくて、志望校に届かなかった
という人たちだって

きっとたくさんいたはずなんです。

一体、この
「受験直前の急激な伸び」って
何者だと思いますか?

実は僕、塾の先生をやってた
最後の年に気づいたんです。

だいたいみんな、
伸びるパターンの子は

過去問を解き始めて
ちょっとたってから
伸び始めるってことに笑

それでぼく、納得しましたね。

だって僕の生徒は、
全員もっと前に過去問を
解かせていたから、

その急上昇というのは
とっくに起きてたんだって。

 

一体、過去問を解くことと
成績の急上昇がどう関係ある
っていうのでしょうか?

それが、
「目的が明確になる」
ということなのです。

これは繰り返し僕が
メルマガとかブログとか
色々なところで言ってることなので

「また同じことを言ってるよ…」

ともしかしたら
思うかもしれませんが、

実際、急上昇した生徒とかに
話を聞いてみると、

「過去問を解いたら急に
普段の勉強で何やってるかが
分かるようになった」

とのこと。

例えばスポーツとかでも

一度試合に出てみると
普段の練習で何をしてるかが
より身にしみてわかる

というのがあるのと一緒かなと。

 

くどいようですが、

最終的に何の問題が解けるように
なるべきかが分かってないと
勉強はほぼ効果がない

のです。

だから、受験直前に過去問を解いて
急上昇した彼らは

3か月前に解いてたら
もう1ランク上の大学に
行けたかもしれないのに…

と思うと
ちょっと寂しい部分もあります。

なので、これを読んでいるあなたは
是非過去問を今日か明日にでも
解いてみるといいかもしれません。